けだるい午後で車内もガラガラです。
僕は横に長い座席の真ん中あたりに腰かけて、ボーっと窓の外を眺めてました。
それまで文庫本を読んでたんですが、ポカポカした車内でちょっと眠くなってきてて。
電車がホームに吸い込まれ、プシューっとドアが開きました。
と同時に、キャッキャと笑いながらカップルが入ってきました。
ミニスカートからスラッとした細い足をむき出しにした、ギャル風の茶髪の子。化粧もバッチリしてて、まあ、可愛い子です。
その子がむしゃぶりついてるのが、にわとりのように髪を上に立てて、シャツをはだけさせた男です。
二人は、もつれるように座席に座り込みました。
それが、僕のちょうどまん前。
顔を近づけて、何がそんなに面白いのか、笑い転げてます。
それまで静かだった車内の空気は変わりましたが、相変わらず人はいません。
僕は、視線を文庫本に落とそうとした瞬間、女の子の細い足が目に入りました。
女の子が男にもたれかかる度に、足がゆらりと動いて
白いパンティーが見えるのです
。ガラガラの車内でじろじろ見るわけにもいかず、僕は本を読み始めました。
でも、集中できません。
ページをめくるふりをしながら、女の子の足を眺めました。すぐ横に男がいるので、あまり何度も見るのもちょっと問題アリです。
やわらかそうな太ももが目に入ります。
あれをこの男がいつも触ってんだなあ・・
僕は、気持ちのどこかをざわつかせながら、うららかな午後の旅を楽しんでました。
