そんな時、きれいなお姉さんが目の前に現れたら…
同僚の話です。
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先週の金曜日なんですが取引先の営業マンと飲みに行きまして。
終電一つ前くらいの電車で帰ってたんです。
金曜日の夜って、混みますよねー。
当然のように座れなくて、放送に素直に従って車内の中ほどまでお詰めの上つり革につかまっておったわけです。
いつものことなので、特に気にはしてないんですけどね、問題はこっちがへべれけだってことなんです。
とにかく、眠い!
つり革に片手でつかまったまま、ガクッ、ガクッ、っと、ね、分かりますよね。
何度目かで頭を持ち上げた時、ふっと化粧の匂いが鼻をついたんですよ。
いくら寝ぼけてるからっても、いきなり隣を見たりはしませんよ。
目の前の窓ガラスを見ればいいんです。
目が覚めちゃいました。
きれいな女の人がすぐ隣に立って本を読んでたんです。
気付かれないように軽く顔をそっちに向けて匂いをゆっくり吸ってみる。いきなりどかんと身体が熱くなりました。
お酒の力もあって気が大きくなってますから、こんな時はやばいんです。
慌ててカバンから文庫本を取り出しました。
女の人が立ってる方の手で本を持ち、チラチラを観察しました。
細身で背は少し高め。髪は軽く茶色できれいに手入れされてます。
淡いピンクのスーツをきちんと着こなして、彼女もまた、文庫本を読んでいます。
きれいに化粧された頬。これに興奮するんです。
ダメだダメだ。
近づいちゃダメだ。
酔いのまわった頭に、いい香りがとぐろをまいていきます。
ただいい気分になるだけならいいんですが、そのとぐろの中から悪い蛇が頭をもたげかける。
慌てて次に止まった駅で降りましたよ。
これでもまじめに生きてますからね。
もちろん、降りる時にその女性の髪の香りを吸い込んですれ違いましたけど。
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[管理人コメント]
やばいですね。
皆さんも酔った時は気をつけましょうね。
