ある国で、僕は現地の体験ダイビングのコースに申し込みました。
朝早く、待ち合わせ場所に行ってみると、10人くらいのいろんな国の人が集まってました。
その中に日本人の、ちょっとボーイッシュな女の子がいたんです。
小顔にさらさらのショートヘア。肌は健康的にやけてて、ショートパンツから、スタイルのいい足が伸びています。
みんなでボートに乗り込み、これから遠洋まで出ます。
そこで潜るんです。
日本人は僕らだけだったのもあって、自然と隣同士に座りました。
彼女はもうダイビングは何度もやってるベテランでした。
初めてなんですよー、そう言うと、「えー、心配だなー」彼女は屈託なく笑いました。
ダイビングって、必ず2人一組になるんです。
それをバディって呼びます。
ボートのインストラクターは、僕らを一組のバディにしてくれました。
うれしかったな。
ボートがぐんぐん進む間、僕らはずっと話してました。
かわいい。
風に髪をなびかせる彼女を見て、僕は思いました。
ボートが止まりました。
見渡す限り、海、です。
みんなそれぞれ服を脱ぎ、水着になります。
僕も脱ぎました。もちろん、下に水着を着てきてるんです。
そっと彼女を見ると、彼女も勢いよくシャツを脱ぎました。
ぶるん、そんな音が響いたかと思うほど、
形のいい胸が揺れました。
オレンジのセパレートの水着。まぶしかったです。
ほんとはウォータースーツを着るんですが、「海があったかいから、着なくていいだろう」とインストラクターが言いました。
僕らは、酸素ボンベを背負い、海に飛び込みます。
海に入って、「熱い」と感じたのは、その時が初めてでした。
経験者の彼女はどんどん潜っていきます。
僕はゆっくりと彼女を追いました。
彼女の真後ろを泳いで進みます。
目の前で彼女のすらりとした足がゆっくりと上下し、僕はその間のオレンジのパンツを見つめました。
頭にかっと血が上っていきます。
彼女が振り向きました。
何かを指差してます。
僕は彼女の横に進みました。そして、前方に夢中になってる
彼女の胸を眺めました。
彼女が手を動かす度に水着からこぼれそうな胸が揺れてます。
彼女は今度は違う方向を指差しました。
でも、僕はそんな彼女の方ばかり見てました。
ボートに上がって「サメすごかったね」「岩の下にすごいきれいな魚がいたの、見た?」と彼女は興奮気味に話しました。
僕はあいまいに、うなづくだけでした。
僕はうしろめたさでいっぱいで、彼女をもう、ちゃんとした女性として見ることができなかった。
結局、食事をして別れました。
ちょっと切ない思い出です。